お盆の時期になると、多くの日本の伝統的なお菓子である落雁(落雁)を見かけるようになります。
しかし、お供えの落雁をさげた後、食べ切るのは、なかなか大変ですよね~
落雁が砂糖の代わりに使えるのか、またどのようにして美味しくいただけるのか、賞味期限や保存方法はどうなのか、という疑問を持つ方も少なくありません。
このブログ記事では、そんな落雁の魅力に迫りつつ、これらの疑問に答えていきたいと思います!
落雁とは?
落雁とは「寒梅粉(かんばいこ)」や「上南粉(じょうなんこ)」などの米粉に、水あめや和三盆などの甘味を加えて、色を付けて木型で固めたものです。
※「寒梅粉」…もち米を蒸して餅にしてから、色が付かないよう焼き上げて粉にしたもののこと
※「上南粉」…蒸したもち米を乾燥させ、粉砕したあとに煎った粉のこと
※「和三盆」…サトウキビから作られるお砂糖のこと。上品な甘さがあります
元々はお茶会で供されることが多く、その繊細な甘さが高く評価されています。
現在は、お盆に菊の形などに型抜きされた落雁を仏壇にお供えされているのを目にすることが多いですね。
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落雁は砂糖の代わりになる?
落雁自体、甘みがありますので料理や他の菓子作りにおいて独特の風味を加えることができます。
ただ、砂糖だけで作られているわけではないので、砂糖のような強い甘みは出ません。
それでは落雁の美味しい食べ方を紹介しますね。
落雁の美味しい食べ方
落雁はそのまま食べても美味しいです。
緑茶、抹茶との相性も抜群で、和のティータイムを楽しむお茶うけに最適です。
また、お盆のお供えなどを下げた後、量が多くてなかなか食べきれないという方は、粉にして使うのがおすすめです。
乾いたまま、おろし金ですりおろし、ジップロックなどの密閉できる袋や、瓶に入れておきましょう。
落雁には米粉が入っているため、飲み物に入れるとほんの少~しだけとろみがつきますが、
コーヒーや、甘酒、豆乳などに入れてもよく合います。
お料理に使ったり、パンにバターを塗って、上から落雁をふりかけたシュガートーストもおすすめです!
落雁の賞味期限と保存方法
落雁は湿気を非常に嫌うため、さげた落雁を保存する際には密封容器を使用し、直射日光や高温多湿を避けることが重要です。
密閉容器に入れて、冷蔵庫で保管するのもおすすめ。
賞味期限は製品にもよりますが製造から約1ヶ月~1年と様々です。
パッケージを必ず確認しましょう。
干菓子なので比較的日持ちは良いものなので、賞味期限が過ぎても食べることができる場合もあります。
カビが生えていないか、湿気を吸って柔らかくなり形が崩れていないか。異臭がしないか。
などを確認しましょう。
少しでも上記のようになっていたら、悪くなっています。
賞味期限が過ぎたり、保存方法が悪かったものは、おなかをこわす可能性もありますので無理して食べずに捨ててしまうのがおすすめです。
まとめ
落雁は日本の夏の風物詩として、またお茶会のお供として長い歴史を持つ菓子です。
砂糖の代わりとしてではなアレンジして使うのも良いですが、お茶と一緒に落雁自体を楽しむことで、日本の伝統的な味わいを堪能するのもいいですね。
お盆のお供えをさげたら、ぜひ落雁をいただいてみてくださいね。
正しい保存方法を守れば、お盆の時期だけでなく、いつでも落雁をお楽しみいただけます。