「お食い初め(おくいぞめ)」とは、生後100日~120日目頃にする行事。
産まれてきた子どもが一生食べ物に困らないことを願ってする行事です。
お食い初めは食べ物に困らないように…というだけではなく、歯が生えるまで成長したことを喜ぶ意味も込められいるんです。
このお食い初め、意外とどうやったらいいの?と思う事が多く、みなさん、思い思いのやり方でやっていらっしゃる家庭も多いようです。
外食して、お店でお食い初めをするもよし、家族だけで家で手作りのお料理でお食い初めをするもよし!
ちなみに、私は自宅で、私が簡単に作った料理でお食い初めをしました^^
こちらでは、私がお食い初めをした時に疑問に思ったことを取り上げてみたいと思います^^
お食い初めは本当に食べさせるの?
まず、私がふと思ったのが、
「お食い初めは赤ちゃんに御膳を用意するけど、赤ちゃんに少しでも食べさせないといけないの?」っていう事。
まだ離乳食も始まっていないけど、チョットだけお口にでもいれてあげるのかな?
でも、消化器官もしっかり成長していない赤ちゃんに少しとはいえ、食べさせていいの?と。
そこで、周りの人に聞いたり、ネットで検索して調べてみました。
すると、お食い初めは、“赤ちゃんに食べさせる真似をする”らしいという事が判明。
ただ、実家の母に聞いた時は、「昔はちょっとだけ、本当に口に入れてたけどね」と言われました^^;
どうも、私たちの母親の世代の人は、本当にチョットだけ口に入れて食べさせたとか、舐めさせた、という人も多いんですよね~
最近は、赤ちゃんにアレルギーが出たらダメだからとか、消化器官がまだしっかり成長していないからとか、いろいろ医学が発達したせいかなと思いますが、ちゃんと離乳食もきちんと段階を踏んで進ませるため、お食い初めは、“食べさせる真似だけ”の人が圧倒的に多いです。
なので、やはり、昔は食べさせたから!っていう義母さんをどう説得すればいいのか…と頭を悩ませる新米ママも多いみたいですね^^;
そこはやはり、義父母(赤ちゃんからすると祖父母)には、きちんと、赤ちゃんにアレルギーが出るかもしれないので、最近は、“食べさせる真似”だけにしてくださいね、と病院の先生や保健婦さんに云われてるんです。とでも言って納得してもらいましょう。
お食い初めのメニューと食べさせる順番は?
お食い初め膳の献立は一般的には、一汁三菜といわれています。
「焼き魚(鯛)」「赤飯」「煮物」「汁物」「香の物」ですね。
「穀物」「海のもの」「山のもの」「飲み物」「塩」を与えるという意味も込められています。
「焼き魚(鯛)」は“めでたい”にひっかけて、おめでたい席は定番ですね。尾頭付きが一般的です。
なかなかスーパーなどでは売っていないので、ネットで焼鯛を購入する
のも1つの方法ですね
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「赤飯」もおめでたい席では定番。邪気を祓ったり、魔除けの意味があるんです。
「煮物」にんじんと大根、(紅白を表す)、「亀の甲羅」の形を表す六角形に切ったかぼちゃをいれ、他に、干しシイタケや、ふき、タケノコなどを入れると盛り付けも映えます。
「汁物」ハマグリなどのお吸い物が多いようです。吸う力が強くなるようにという意味もあります。
「香の物」お漬物です。
ただし、家で家族だけでお祝いする場合などは、臨機応変に、できる範囲で充分だとおもいます。
我が家の場合は、魚は鯛の切り身を買ってきて、塩焼き。
煮物は普通にいつも作っている感じで、大根、ニンジン、焼き豆腐、竹の子、こんにゃく、
赤飯は、同居の義母が作ってくれ、
汁物はハマグリのおすいもの
漬け物は沢庵
これにプリンをつけて出しました。
お吸い物はあさりでもいいでしょうし、赤飯も炊くほどもいらないようなら、お店で赤飯のおにぎりを買ってきてレンジでチン!でも、全然いいと思います。
祝う気持ちが大切なので、できる範囲で充分です^^
最近では楽天などで「お食い初め膳セット」などという便利なご膳料理も買える時代です。
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上手に取り入れてみても良いですね。
そして、次は赤ちゃんに料理を食べさせる順番です。
そう、赤ちゃんに料理を食べさせる順番もあるんです!
<食べさせる順番>
1.ごはん
2.お吸いもの
3.ごはん
4.魚
5.ごはん
6.お吸いもの
このこの順番で食べさせるのを3回繰り返します。
食べさせるといっても、先ほども書きましたが、赤ちゃんはまだ食べれないので料理を口元にちかづけて食べさせる真似をするだけです。
そして、お食い初めの儀式の後、歯固めの儀式を行います。
<歯固めのやり方>
1、歯固めの石にお箸の先を軽くちょんちょんとあてます。
2、そのお箸を赤ちゃんの歯ぐきに優しくちょんちょんとあててあげます。
石を直接歯ぐきにあてると、赤ちゃんが誤飲の恐れもありますので、控えましょう。
①の歯固めの石に箸の先をちょんちょんするときに、
「石のように丈夫な歯が生えますように」と願いを込めてちょんちょんしましょうね!
ちなみに、お食い初めで赤ちゃんに食べさせる真似をするのは、そこに集まった人の中の最年長の人がやると良いといわれています。
男の子なら男性、女の子なら女性がやるといい、といわれてはいますが、そんなに固く考えなくてもいいでしょう。
祖父母の誰かにお願いするのが丸くおさまるような気がしますけどね(笑)
ちなみに我が家は女の子でしたが、お義父さんにおねがいしてやってもらいました。
お食い初めで残った料理・歯固め石はどうするの?
お食い初めで赤ちゃんが食べる真似をしたお料理は、大人で分けて美味しくいただきましょう。
鯛の塩焼きなどは、後で、鯛めしにする人も多いようです。
歯固めの石は、神社からお借りしてきた場合は、綺麗に洗って、元の場所に返します。
ただ、最近では返さずに、お食い初めの記念にとっておく家庭も増えているようです。
我が家は洗って、半紙に包んで、へその緒などと一緒に大事にしまってあります。
まとめ
お食い初め、なかなか奥が深いですよね~^^;
楽天などで売っている、“お食い初めの料理セット”!良いですよね~!
我が子の時代にもこんなのがあれば、絶対買っていたのに!!(笑)
手軽に、自宅でもお食い初めが本格的にできる【お食い初めお祝膳】。
ぜひ、チェックしてみてくださいね!!