レンコンは、お正月のおせち料理や煮物、きんぴら、てんぷらなど食卓に欠かせない野菜ですよね。
でも、レンコンを切ったらピンクや茶色っぽく変色してしまうことがありませんか?
私も最初は、変色したレンコンは腐っているのかと思って、捨ててしまったことがあります。
でも、実は、変色したレンコンでも食べられることが多いんですよ。
今日は、
・変色したレンコンは食べれる?
・腐ったレンコンの見分け方
・レンコンの変色を戻す方法と変色防止方法
について、詳しくご紹介します。
ピンクや茶色っぽく変色したレンコンは食べれる?
結論から言うと、レンコンの切り口がピンクや茶色、青っぽく変色していても、問題なく食べることができます。
味もまずくなったりすることはないです。
では、レンコンが変色する原因は何でしょうか?
それは、レンコンに含まれるタンニンという成分が空気や鉄分と反応して酸化したからなのです。
タンニンは、お茶やワインなどにも含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用や血圧降下作用などがあります。
つまり、タンニンは健康に良い成分なので、変色したからといって悪くなったわけではありません!
ただし、変色が全体に広がっていたり、ぬめりや臭いがあったりする場合は、腐っている可能性がありますので、食べないでくださいね。
とはいえ、レンコンが腐っているかの見分け方も知らないとわからないと思いますので次の章でお伝えしますね。
レンコンが腐っている場合の見分け方
・レンコンの皮の上に白い点やカビがある場合は、腐っている可能性が高いです。
・レンコンを切ってみて、中が黒くなっていたら、それも腐っている証拠です。
(レンコンは中が白いのが正常です)
・酸っぱい匂いがするレンコン
(新鮮なレンコンはほとんど匂いがしません)
・レンコンが柔らかくなっている場合は、腐る寸前の状態です
(このようなレンコンは食べられますが、早く使い切るようにしましょう)
・皮の表面がヌメヌメする場合は、腐っている可能性が高いです
(レンコンの身の部分はもともとぬめりがありますが皮がヌルヌルしている場合です)
・レンコンを食べてみて、苦い味がした場合は、腐っていると言えます。
(もし食べてしまったら、すぐに吐き出してくださいね)
※レンコンの穴の部分が茶色になっていることがありますが、これは腐っているというわけではありません。
レンコンの穴は空気に触れると変色する性質があるので、茶色くなっても食べられます。
◆ワンポイントメモ
レンコンは日持ちしにくい野菜なので、買ってきたら冷蔵庫に入れて保存しましょう。
また、レンコンの泥を洗わずにそのまま保存したり、レンコンを干して保存したりすると、傷みにくくなります。
レンコンはおいしい野菜なので、新鮮なうちに食べましょう!
レンコンの変色を戻す方法と変色防止の方法
では、レンコンの変色を防いだり、白く戻したりする方法はあるのでしょうか?
はい、ありますよ!酢を使ってください!
酢には、タンニンの酸化を防ぐ作用があります。
【レンコンの変色を戻す方法】
酢水に浸けたり、酢入りの湯で茹でたりすると効果的です。
酢水は、水500㏄に酢大匙1くらいで作りましょう。
(あまり神経質にならなくても大丈夫。私はいつも適当に目分量です)
酢水に浸ける場合は、変色したレンコンを酢水に10分くらい入れておきます。
酢入りの湯で茹でる場合は、変色したレンコンを酢を少し入れたお湯で5分くらい茹でます。
どちらの方法も、タンニンが酸化するのを防いで、レンコンの白さを取り戻します。
ただ、変色の程度が軽い時は酢水につけておけば白くなりますが、変色具合がひどい場合は、完全に白く戻すことができない場合があります。
先ほども書きましたが、変色していても問題なく食べれるので、この場合は、あきらめて変色したまま食べましょう。
気になるなら、きんぴらにするなど、色の濃いレシピで食べるといいと思います。
ではまた今度レンコンを扱う時のためにレンコンの変色を防ぐ方法もお伝えします。
【レンコンの変色を防ぐ方法】
レンコンを切ったらすぐに酢水に浸けると、変色を防げます。
酢水に浸けると、レンコンの色が白くなります。
また、レンコンを切るときや煮るときに、鉄製の包丁や鍋などを使わないようにしましょう。
鉄とタンニンが反応すると、変色が激しくなります。
とはいえ、やはり、レンコンによっては酢水につけても黒くなる場合があります。
あきらめて気にせず食べるか、きんぴらや、レンコンのはさみ揚げなど色が気にならないレシピで食べましょう!
まとめ
レンコンは見た目だけでなく、栄養価も高い野菜です。
食物繊維やビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。
レンコンを使った料理は、色々な種類があります。
レンコンのサラダ、酢の物、きんぴらやレンコンのはさみ揚げ、てんぷら、レンコンの煮物…。
レンコンの変色を気にせず、おいしく食べてくださいね。