梅雨や、台風前、ゲリラ豪雨の前になると、頭が痛くなったり、だるくてだるくてたまらなくなったり…。
はたまた、昔けがしたところが、治っているはずなのに、また痛みだしたり…。
最近、季節やお天気の変わり目に、こういう症状が出る事を
「天気痛」
といって、よくテレビや、週刊誌に取り上げられています。
“天気痛には、「酔いどめ薬」が効く!ひどければ鎮痛剤も上手に使いましょう”
と、よく云われていますが、薬を頻繁に飲むことに抵抗がある私。。。
できることなら、薬を飲まずに痛みを緩和したり、改善できたらいいと思いませんか?
天気痛の有名なドクター、「佐藤純先生」が、酔いどめ薬や、鎮痛剤をのんでしのぐ方法以外の痛みの緩和や、改善につながる方法も紹介していらっしゃるので、情報をシェアしたいと思います。
天気痛とは? 症状は頭痛だけ?
天気痛とは…
前出の愛知医科大学医学部学際的痛みセンターの佐藤純先生が作った言葉。
気象病という気象の影響で症状が出る病名がありますが、気象病の中でも痛みを伴う症状のことをいます。
症状は、頭痛だけではなく、曇天や雨の日に、頭が重たくなったり、昔傷めた身体の箇所が痛みだしたり…。
ちなみに…私は、頭が重くなり、頭痛が始まります。歯も痛み出すことがあります。
一番よくわかるのが、手首。
昔、腱鞘炎みたいになって、手首を痛めたことがあるのですが、天気が悪くなるとたちまち、ちょっとひねるだけで痛くなるんです。。。
古傷がいたむ…昔の人はうまくいったものですね^^;
さて、天気痛の原因と云われているのが、気圧の変化。
低気圧の接近・前線通過などによって生じた気圧の変化が自律神経に栄養をあたえ、体調不良や倦怠感を引き起こすのです。
最近、この天気痛と云われる症状になっている人を良く聞くのは、ゲリラ豪雨など、気圧の変動が大きい天候不良が多くなってきたことがあげられます。
そして、もう一つ、大きな原因が、
「生活習慣が乱れている人が増えたこと」
・食事を抜く
・夜更かし
・運動しない(汗をかかない)
こういった、生活は“自律神経”が乱れて、気圧の変化のようなちょっとしたストレスに、体が順応できなくなって、体調不良を引き起こしているといわれています。
天気痛かしら?と思ったら…
・天候の変化を事前に察知しやすい。
・雨が降る前に、めまいや、眠気を感じる。
・梅雨、春、秋、など、季節の変わり目に体調がすぐれないことがある。
・頭痛持ちだ。
・耳鳴りすることがよくある。
・几帳面な性格である。
どうですか?当てはまりましたか?
当てはまるものが多いほど、お天気痛の可能性が高いと思われます。
ぜひ、次章の「天気痛の緩和方法」を参考にしてみてください!
薬を飲まないで天気痛を緩和する方法は?
最近のテレビでは、「天気痛で、頭痛がしたり、体調不良になったら、酔いどめ薬をのむといいですよ」という情報が多いようですね。
それはそれで、OKだと思うのですが、私的には、できれば薬関係は、しょっちゅう飲みたくない。
と言う事で、佐藤純先生をいろいろ調べてみましたら、酔いどめや、鎮痛剤以外にも天気痛を緩和する方法がある事がわかりました。
【手首のツボ押し】
手首から指三本ほど下のあたりにある「内関」というツボ。
このツボを適度に刺激することによって、天気痛が緩和するのだそうです。
ギュッと押してもいいし、つまようじの頭の部分で、ツンツンと突いてもいいそうです。
【耳のツボ押し】
耳の後ろにある、出っ張った骨の周りには自律神経に効くツボがいっぱいあります。
それぞれのツボの位置が分からなくても、OK!
耳の後ろから、耳たぶの下にかけて、全体的に指で押したりさすったりして刺激をあたえましょう。
【首や、肩周りのストレッチ】
首や肩周りの筋肉をほぐし、血流をよくして、血液や、リンパのめぐりを良くします。
・あごの下のライン(頬の下)に両手の平を添え、真上に持ち上げたまま、あごの向きをななめ右、ななめ左にうごかす。
・頭の左側に右手をのせたまま、頭を右側へ倒し、手の重みで頭、首を側方と、ななめ前に伸ばす。
反対も同様。
耳に手のひらをあて、耳を温めるのも効果があるようですよ。
簡単なので、ぜひ色々試してみて、自分に合った方法をぜひ探しましょう!
天気痛の改善のカギは自律神経!
天気痛の症状を軽くする方法はわかったのですが、次に、天気痛にならないように、体質を改善する方法はないかと調べてみました。
まず、自律神経を整える事が、天気痛の改善の一番近道のようです。
自律神経を整えておけば、気圧の変化のストレスにも、体は、順応してくれるということです。
では、自律神経を整えるには…
そう、生活習慣を見直し、体により良い生活をすればいいのです^^
【睡眠】
寝る時間、起きる時間はなるべくいつも一緒にする。
睡眠のリズムを作りましょう。
睡眠時間のズレは、自律神経のバランスをクズす大きな原因となります。
寝る直前のゲームや、スマホは、やめましょう。
光の刺激で、寝つきが悪くなり、よい睡眠がとれません。
【お風呂】
ぜひ、湯船につかりましょう。
ただし、熱すぎるお湯は、痛みを引き起こしやすくなるのでダメ!
夏は、38度くらい
(冷房で、体が冷えていれば39~40度でもいい)
冬は41度以上でもOK!
熱すぎないお湯にゆっくりつかってリラックスすることは、自律神経の安定につながります!
【食事】
朝食をしっかりとりましょう。
朝食でエネルギーを補給すれば、体温が上がり、交感神経が活発になり、朝から元気に動けます!
めまいや頭痛持ちの人は、ビタミンB群を積極的に摂りましょう。
玄米や、豚肉に多く含まれています。
【「痛み日記」をつけてみる】
「どのような時に、どんな痛みや不調が出るか」を自分でわかるために、毎日の天気、と自分の体調をメモしてみましょう。
“雨が降る前は、頭痛がひどくなるんだ”などと、不調の原因がわかるだけでも、気持ちの上で、安心感となり、ストレスもなくなり、体調の改善につながります。
【スマホアプリ“頭痛ーる”を使ってみよう】
スマホのアプリで「頭痛ーる」というアプリがあります。
自分の地域の気圧の変化の予想グラフと、天気痛の要注意日の日には「注意」マークでお知らせしてくれます。
見ているだけで、「あ、明日、ヤバそうだな…」と前もって自覚することができ、安心感につながります。
このアプリで「要注意」の日があれば、家事は、簡単に済まそうと、計画も出来ますね。
見ているだけでも安心感が得られます。
ぜひ、インストールしてみましょう。
まとめ
天気痛の改善に重要な自律神経の安定。
自律神経を整えるのに大事なのは、
「天気が安定したら、また体調は良くなるから大丈夫♪」と、ポジティブに考える事!
そして、気圧の変化のある、雨の日などは、体調がすぐれないから家事を減らそう!などと、お天気の変化と上手に付き合っていくことです。
今回は薬を飲まないで、痛みや不調を緩和する方法を探してみましたが、痛みや不調は人ぞれぞれです。
時には薬にお世話になったり、お医者さんに診てもらうことも視野に入れながら、天気痛と向き合いましょうね!