玉ねぎを犬に食べさせてはいけない、とよく聞きますが、
スキを見て、犬が玉ねぎ入りのハンバーグをパクリ!!
一口だから大丈夫?
加熱してあるから大丈夫?
食べても変わった様子がないから大丈夫?
いえいえ、玉ねぎ中毒を甘く見てはいけません!
玉ねぎ中毒の症状・犬が玉ねぎを食べてしまった時の対処法など、参考にしてくださいね。
犬が玉ねぎ入りのハンバーグを食べた!大丈夫?
犬が玉ねぎ入りのハンバーグを一口食べたくらいでは、通常は玉ねぎ中毒になる確率は低いと言われています。
一般的に犬が食べてはいけないとされる、玉ねぎの量は犬1kgあたり20グラム。
小さい玉ねぎが1個100gとすると、5kgの犬は小さい玉ねぎ1個までなら大丈夫っていうことになります。
また、加熱してあるから大丈夫と言う事はありません。
生玉ねぎよりは中毒になりにくいというだけで、やはり、玉ねぎ中毒になる危険性はあります。
が、犬の個体により、玉ねぎの味噌汁をかけたご飯をおなかいっぱい食べても大丈夫な犬もいれば、玉ねぎの入ったスープをペロッと舐めただけで、玉ねぎ中毒の症状を起こすワンちゃんもいますので、油断してはいけません。
大量に食べた場合、または少量でも、ちょっと様子がおかしいな?と思った場合はもちろん、今のところ変わった様子はないけれど、心配な方は早めに動物病院に電話して相談しましょう。
犬の玉ねぎ中毒の症状はいつ出るの?
犬が玉ねぎを食べたけど、変わった様子もないから大丈夫だったみたいと安心するのは早計です。
玉ねぎ中毒の症状が出るタイミングは、食べてすぐ症状が出る場合と、すぐではなく1~4日経ってから出る場合もあります。
玉ねぎ中毒は溶血性貧血を起こすので生後数ヶ月の子犬などは重症化することがあります。
成犬になってからはあまり重症化することは内容ですが個体差があります。
死に直結するような激しい中毒ではないですが、玉ねぎを食べた場合は数日間は油断をしないで、犬の様子をしっかり観察するようにしましょう。
【犬の玉ねぎ中毒の症状】
・呼吸困難
・貧血
・黄疸
・嘔吐
・下痢
・食欲不振
・オシッコの色が血のように赤くなったりコーラのような色になったりする
・目の結膜が白くなるなど
犬の玉ねぎ中毒の対処法
一番確実なのは、できるだけ早く、胃で吸収される前にタマネギを吐かせること。
応急処置としては、食べてすぐならスプーン1杯の塩を、のどの奥をめがけて飲ませて自発的に吐かせるという方法もありますが、自信がない方はやはり動物病院にいって吐かせてもらう方が安心だと思います。
中毒症状が出ている場合は、病院では、抗酸化剤やステロイド剤を投与して赤血球の破壊を抑える方法もとられているようです。
まとめ
玉ねぎ中毒になるかどうかは個体差が大きく、少量でもだめな犬もいれば、大量に食べても大丈夫な犬もいるようです。
でも、中毒になるリスクがある玉ねぎから犬を守ってあげれるのは飼い主さんです。
ハンバーグの美味しい味を覚えてしまったワンちゃんは、絶対にまたスキを見てハンバーグを食べようとします。
次回からは犬に食べられないように、ハンバーグや、食べ物を食べられないように管理することが大切です。
また、飼い主の食事中に犬が欲しそうに見ているから、おねだりされるから、といって分け与えなようにしましょう。
飼い主の食事中は大人しく休んでいるようにしつけましょう。
こういったしつけをしっかりするのもワンちゃんを守ってあげるにはとても大事なことです。