25年の住宅ローンがやっと終わり、ほっとしたのもつかの間。
お金を借りていた、住宅金融公庫から1通のハガキがきました。
早めに「抵当権抹消手続き」をしてください。
自分でもやることはできますが、
司法書士さんに頼めば、費用は掛かりますが簡単にできますよ。
紹介しましょうか?
という内容のハガキでした。
なになに?どういうこと?
ここは、北陸の田舎町なのに、
紹介されている司法書士さんが東京の司法書士さん。
もしかして詐欺かも…
そもそも「抵当権抹消手続き」ってなに?
しないといけないの?
なんて勘ぐって、自分でできないか調べてみました。
そしたら、司法書士に頼まなくても、自分で法務局に行けばできる。
しかも、自分ですれば、実費だけで済む。
ということがわかりました。
じゃあ、自分でやってみようか!ってことで、時間に融通の利きやすい妻の私が
旦那と義父名義の土地と建物の、抵当権抹消の手続きをしてみることにしました。
抵当権抹消の手続きを妻の私がだんなの代わりにやってみた!
家のローンが終わった後の抵当権抹消の手続きは、地元の法務局にいって申請します。
幸い我が家の地元の法務局は車で5分ほどの所にあるので、
司法書士さんに頼まずに、自分たちでやってみよう!ってことになりました。
で、ここで問題が。。
家と土地の名義は、旦那と義父。
でも、旦那は仕事で法務局に行く時間がない。
義父はもう、理解できないから任せたい。。。と。
ってことで、午後から時間の融通の利きやすい、妻の私がこの抵当権抹消手続きの全てを代理で引き受けることにしました。
まずは法務局に登記相談の予約を入れました。
電話をして「家のローンが終わったので抵当権の抹消の手続きを自分でしたいので、相談の日を予約したいのですが」
というと、
「登録抹消の手続きの一からの相談は受けていません。まずは、法務省、もしくは法務局のホームページに抵当権抹消の申請のやり方が書いてあるので、それを見て
自分で申請書を作成してください。
そのあと、また相談の予約を入れてください。自分で作成された申請書のチェックや、添付書類が揃っているかのチェックはします。」
といわれました。。。
ネットで調べているときは、登記相談に行ったら、そこでいろんな書類の書き方を教えてくれて、その場で申請してきた。
なんて人もいたのですが、私の地域の法務局は、
「こういう登記を仕事にしていらっしゃる人もいるので(司法書士さんなどのこと)、こちらでは、一から教えることはしていません。
自分で抵当権抹消申請をしたいのなら、自分で法務省のHPなどを見て書類を作ってきてください」
というスタンスのようでした。
基本的に登記相談は20分間なので、こういうスタイルのなるのは、やむおえないのかもしれませんが…
それにしても、法務局の電話の対応、窓口の対応、どれをとっても余りの横柄さに、ちょっとびっくりさせられました。
個人的に申請書を持ってこられるのが迷惑、といった態度ありあり。
それなら、個人では申請できなくすればいいのに…
登記等の申請はすべて司法書士さんなどしかできません、ということにすればいいのに…
と、愚痴の一つも言いたくなるような法務局の対応に、
「意地でも自分でやって見せる…!!!」とひそかに闘志を燃やした私です(笑)
話はそれましたが…
書類作成の仕方は教えません。自分で書類は作成してください。と言われますが、結局、登記相談では何を相談できるのですか?
と法務局の人に聞いたところ、
・作ってきた書類があっているか、さっと確認することはできます。
・持ってきた書類や資料に足りないものがないか、確認はします。
ということだったので、私は書類に、鉛筆で下書きをして、それを登記相談で見てもらうことにしました。
ということでまずは、法務省のホームページで抵当権抹消申請の方法を調べました。
が、ん~~~~。。。。
わかりずらい。。。
そこで、ネットで、抵当権抹消申請の方法を調べ、銀行からもらった書類や、HPからダウンロードした書類に
鉛筆で下書きしていざ、法務局の登記相談へ!!!
対応してくれたのは、年配のおじさん職員。
もうね、個人で抵当権抹消手続きしたいと言った瞬間に“嫌~~”な雰囲気がありあり。。。
でも、めげずに、
・抵当権抹消の手続きをしたいからとりあえず調べて書類を下書きしてきた。
・名義は、主人と義父だけど、申請に来れないので妻(嫁)の私が代わりに申請したい。
と、いって、書類を見せました。
下書きした書類を見せた瞬間に、職員の人の態度が、“あ、一応作ってあるやん”っていう感じで親切に教えてくれるモードに一変(笑)
その際に、先に法務局でとってきた登記事項証明書(一通600円。土地と家屋で計1200円なり。。)をもっていったので、職員の方の書類チェックもスムーズに進み、15分ほどで直すところを教えてもらって登記相談は終了しました。
そして、家に帰って、書類を清書して、翌日再度法務局に行き、書類一式を提出。
翌々日に、法務局から連絡があり、抵当権抹消の手続きが終わりましたので、書類を取りに来てください。といわれ、確認書類を受け取りに行って終了。
終わってみれば簡単といえば簡単なんだけど。。。
法務局のあまりのお役所仕事っぷりにストレス満載の1週間でした^^;
抵当権抹消手続きを妻がする場合の委任状の書き方
今回の私のように抵当権抹消申請を、名義人のだんなや親がせずに、妻(嫁)の私がする場合、銀行からもらってきた委任状の最初のほうに書く、委任される人の欄には妻(嫁)の私の名前を書きます。
そして、下の空欄のところに、旦那と義父の住所・氏名をそれぞれ自分で書いてもらい、別々のハンコを押します。
そうすれば、銀行からもらってきた委任状一枚で、銀行も、だんなも、義父も、この抵当権抹消の手続きは私(妻・嫁)に任せます、ということになり、
書類作成はもちろん、万が一提出書類に訂正しないといけない部分があって、呼び出された時も、妻(嫁)の私がその場で訂正して私のハンコを押せば、再提出できるようです。
ただし、代理人として、提出だけ妻がいく、という場合は、委任状の上のほうの委任されるほうの名前は名義人、本人の名前でいいようです。
ただ、この場合、書類に不備があった場合、妻が行っても修正できません。
名義人本人が、法務局に行けない場合は、委任状の委任されるほうの名前は、法務局に行ける人にするのがいいようです。
抵当権抹消手続きを自分でするときの費用は?
抵当権抹消手続きを実際に自分でやってみて、かかった費用は
・登録免許税…2000円 (土地、家屋各1,000円)
・登記事項証明書…1200円 (土地家屋各600円)
※これはオンライン請求だとちょっと安く手に入ります
⇒http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/000152121.pdf
の計3600円でした。
司法書士さんなどに頼むと、上記金額プラス5000円~10000円くらいかかるようです。
まとめ
抵当権抹消の申請、自分でしたほうが確かに安いです。
ただし!!!!!
書類を作るために、いろいろ調べた時間や、法務局に行った時のストレスを考えると、
5000円~10000円くらいの手数料を上乗せして手続きをやってもらえるのなら、司法書士さんにお願いするのもありかな?という気はします^^;
ま、でも、私はまた、こういうことがあれば、意地でも自分でしますけどね(笑)
コメント失礼します。
抵当権抹消登記をしたときの、
申請書の「申請人兼義務者代理人」の欄には
ふみ(妻)さんの名前・住所・連絡先を書きましたか?
ちょうど現在、ふみ様と同じ状況でして
なかなか情報がなく、コメントさせていただきました。
OMさん
コメントありがとうございます。
申し訳ないのですが、はっきり覚えてないというのが正直なところです…
抵当権抹消の手続きをしたのがこの記事を書いた2019年で、もう数年前ということであまり記憶にないのです…。
というか、あまりに難しすぎて法務局の方のいわれるがまま訂正し申請したという感じです。
わからないところは、すべて付箋などで印をつけて法務局に行ってまとめて聞いて、言われたとおりに申請する、のが一番早く、正しく申告できると思います。
お役に立てずすいません…
親切な法務局員さんがいらっしゃることを祈ります(汗)