身内が亡くなった年は“喪中ハガキ”(欠礼ハガキ)を出します。
配偶者や父母が亡くなった場合は、迷わず“喪中はがき”を出さなくては!と思えますが、祖父母、特に、一緒に住んでいない祖父母が亡くなった時は意外にみなさん迷われるようです。
こちらでは、祖父、祖母、義祖父、義祖母(おじいいちゃん、おばあちゃんですね)が亡くなった時の喪中ハガキの考え方を紹介したいと思います。
喪中ハガキは祖父や祖母の時は出す?出さない?
まず、喪中ハガキを出す基本的な親族の範囲です。
1親等とは…自分から見て故人が 父、母、義父、義母、子
2親等とは…自分から見て故人が、きょうだい、義理のきょうだい、祖父母、義祖父母
まず、1親等の父母、義父母、子は、まず、迷うことなく喪中ハガキを出す方が多いと思います。
問題は、今回のテーマの、祖父、祖母が含まれる2親等の場合ですよね^^;
2親等の方が亡くなった場合の喪中ハガキ(欠礼ハガキ)については、同居してるかしていないか、いつも交流していたかどうかで、判断は分かれると思います。
特に、同居していない祖父母や、ダンナさんや妻の祖父母の場合(義祖父母)は、特に、喪中ハガキを出すか出さないかは悩むところだと思います。
基本的には、2親等までは、喪中はがきをだすものだという前提ありきで考えた場合、深く考えず、喪中ハガキを出すのが良いと思います。
ただ、喪中ハガキを出すと、年賀状が来なくなって寂しいから普通どうり年賀状出したいな…、と思っている方は、まずは、配偶者(ダンナさんや奥さん)に相談してみましょう。
もし、配偶者がおじいちゃんやおばあちゃんが大好きだった場合、「え?なんで、喪中はがき出さないの?おばあちゃんが死んだのに、冷たい人だ・・」なんて、変な空気が流れかねませんから^^;
私の場合もそうでしたが、喪中ハガキを一度出したら、次の年からは、確実に年賀状が少なくなります。
やはり、たくさん年賀状が来ないと寂しいという方が喪中ハガキを出した場合、次の年からは、しっかり自分から年賀状を出さないと、元旦に来る年賀状の数は少なくなりました。
ただ私の場合は、これもいい機会ととらえて、本当に親しい方とだけ、年賀状のやり取りをするという風にしましたが…^^;
裏ワザ的に、喪中を知らせながらも、年賀状ももらう方法もあります。
それは、喪中ハガキも、年賀状も出さない、という方法です。
あえて、喪中ハガキはださずに、新年を迎え、松の内が明けた1月8日以後に寒中見舞いを出します。
寒中見舞いを出した相手は「あら、喪中だったんだ、悪いことしちゃったかな…」と思うかたもいらっしゃるとは思いますが、年賀状で、相手の近況も知ることができ、また、こちらも喪中の意を表せる方法ではあります。
この方法だと、葬儀を知らない友達や、知り合いからは普通に年賀状が来て、近況も知ることができます。
相手の年賀状のリストにもそのまま載ってるので、来年度も普通に年賀状は届くと思います。
この場合、親戚や、葬儀に来てくださった方は、喪中だと知っていらっしゃるので、喪中ハガキを出さなくても、年賀状は来ない可能性の方がたかいですし、あまり、問題はないと思います。
が、気をつけたいのが、口うるさい親戚がいる場合。。。
「喪中ハガキ来なかったぞ」って言われる覚悟はしておいてくださいね^^;
喪中ハガキを出す時期はいつまで?年賀状を送ってしまっていたら?
では、やはり、喪中ハガキを出すことにした場合、いつごろからいつごろまでに送ればいいのでしょうか?
基本的に、相手が年賀状を投函する前に出します。
郵便局の年賀状受け付けは 12月15日から。
早い方は12月15日に投函するわけです。
という事は、11月中に、年賀状の準備をされている方もいるということ。
これをふまえて考えると。。。
◆ 故人が11月以降に亡くなった場合は…葬儀などが終わったら、喪中ハガキを速やかに出しましょう。
◆ 亡くなったのが12月の中旬~後半で、出す余裕がない場合は、年が明けてから寒中見舞いをだします。
12月中旬以降に亡くなられた場合は、もしかしたら逆に、こちらももう年賀状を投函している可能性もあるのですが
この場合は、郵便局に「取戻し請求」をして、返還してもらうことも可能なのですが、手数料もかかりますし、そのまま、年賀状を送っておいていいと思います。
近親者や親しい間柄の方は、年末に身内が亡くなられたことをご存じでしょうから、年賀状が届いても「亡くなる前に出されたんだな」とわかっていただけると思います。
そして、身内のご不幸をお伝えすべき方にだけ、改めて年が明けてから「寒中見舞い」としてハガキを送れば良いと思います。
ただ、亡くなられたのが祖父母の場合は、あらためて寒中見舞いを送らないといけない方はあまりいないと思われます。
そのまま、年賀状を送った状態だけで良いと思います。
さて、ネットでも、喪中ハガキの注文ができます。
早く注文すれば値引き率も高いので、注文するならお早目がおすすめです!
※寒中見舞いの注文はは12月中旬から受け付けるようです。
喪中ハガキの切手代は52円?62円?63円?
喪中ハガキの切手代は63円です。
切手には弔事用の切手があります。
自分で喪中はがきを作成して印刷する人は、弔事用の無地ハガキも63円で販売されています。
このはがきは切手の部分胡蝶蘭で地味な色合いのデザインになっています。
通常の物と、インクジェット用の2種類あります。
どちらも1枚63円で郵便局の窓口で販売されています。
まとめ
喪中ハガキというのは、そんなに出す機会がないだけに、身内に不幸があると、「あれ?どうすればいいんだろう?」って思うことがたくさんありますよね。
昔ほど厳しい常識もなくなって、個々のやり方でいいんじゃない?という風潮も出てきています。
祖父母の御不幸でしたら、喪中ハガキをだすか、出さないかは、本当に、個々の判断でどちらでも大丈夫だと思います。
ぜひ、ご家族とも相談されて、決められることをお勧めします!
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