桜湯や菖蒲湯って知っていますか?
「季節湯」といって桜湯や菖蒲湯の他にも毎月、各月にちなんだ果物や植物をお風呂に入れて楽しむお風呂文化の一つです。
桜湯は4月、しょうぶ湯は5月の他にも毎月決まった季節湯があります。
【季節湯一覧】
1月:松湯
2月:大根湯
3月:よもぎ湯
4月:さくら湯
5月:菖蒲湯
6月:どくだみ湯
7月:もも湯
8月:はっか湯
9月:菊湯
10月:生姜湯
11月:みかん湯
12月:ゆず湯
こんなにたくさんの変わり湯があるんですね!
今回は春から初夏の4月、5月、6月、7月の季節湯の作り方や注意点をお届けしますね
関連記事⇒季節湯・12月ゆず湯、1月松湯、2月大根湯、3月よもぎ湯の作り方や楽しみ方!
※どの季節湯も、肌に刺激を感じる場合があるので、ピリピリしたりかゆくなったり、肌に異常を感じた場合はすぐに上がってきれいなお湯でよくシャワーを浴びて洗い流すようにしましょう。
4月の季節湯さくら湯の作り方や注意点
桜湯の作り方
1.ソメイヨシノやヤマザクラなどの桜の樹皮を剥ぎ取り、細かく刻んで天日干しにします。
2.乾燥させた桜の樹皮を約50g布袋に詰め、水と一緒に鍋に入れて15~20分煮出します。
3.煮汁と布袋をお風呂に入れ、よくかき混ぜて桜湯を楽しみます。
桜湯を楽しむ際の注意点
桜湯のエキスが肌に残ると肌トラブルを引き起こす可能性があるので、入浴後は必ず全身を洗い流しましょう。
また、桜湯を使用した後はすぐに排水し、他の目的で使用しないことが推奨されます。
公園や川沿いの桜は自治体の所有物なので、許可なく持ち帰ったり傷つけたりすると罰則が科せられる可能性があります。
桜湯を作る際は、公共の桜を傷つけないようにしましょう。
自宅に桜の木がない方や手に入らない方は漢方薬局で桜皮を購入しましょう。
5月の季節湯 菖蒲湯の作り方や注意点
菖蒲は邪気を払うといわれ、5月5日の端午の節句に菖蒲湯をしてはいります。
菖蒲湯の作り方
菖蒲湯の作り方は簡単です。
まず、菖蒲の葉を5~6本束ねて軽く洗って浴槽に置きます。
次に、43℃以上で湯舟にお湯をいれます。
それだけです!
湯船がいっぱいになったら完成です。
菖蒲湯の注意点
菖蒲湯で使う菖蒲は、きれいな花を咲かせる「花菖蒲(アヤメ科)」ではありません。
菖蒲湯に使うのは「葉菖蒲」と呼ばれ、根茎の部分に有効成分が多く含まれていますので根本は切らずに、そのまま使いましょう!
関連記事⇒端午の節句・菖蒲湯のやり方は?えっ!花菖蒲じゃないの?どこに売ってる?
6月の季節湯どくだみ湯の作り方や楽しみ方
どくだみ湯の作り方
どくだみ湯の作り方は簡単です。
1.生のどくだみを洗い、刻み、布の袋やティーバックなどに詰めます。
2.お風呂にお湯を張る際に、刻んだどくだみが入った袋も一緒に入れます。
3.入浴中に袋を揉みながら入浴するのがおすすめです。
どくだみ湯の注意点
どくだみには消炎抗菌作用がありお肌にもいいと昔からいわれていますが、強くあたる方もいます。
どくだみ湯から上がるときにはしっかりシャワーで洗い流しましょう。
あと、どくだみのにおいは結構強烈なので摘んだり刻むときには覚悟しましょう(笑)
7月の季節湯 もも湯の作り方や楽しみ方
もも湯の作り方
1.30~40枚の桃の葉をさっと洗い布袋に詰めます。
2.その布袋を鍋に入れ、15~20分間煮出します。
3.その煮汁を風呂に入れ、よくかき混ぜます。
これで桃湯の完成です。
もも湯の注意点
桃の葉は細菌や微生物が繁殖しやすいため、使用後はすぐに排水し、よく洗い流しましょう。
桃の葉には消炎効果や収れん作用があり昔からお肌に良いといわれていますが、人によって合わない方もいらっしゃるので桃湯から上がったらシャワーなどきれいなお湯でよく洗い流しましょう。
まとめ
4月:さくら湯、5月:菖蒲湯、6月:どくだみ湯、7月:もも湯。どれもざいりょうを調達しにくい季節湯が多いですね^^;
そんな時は入浴剤を使うのも良いと思います。
ぜひ、ゆっくりリラックスして温まりましょう!
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